今回、憧れであった「Edible Schoolyard」へ訪れるチャンスに恵まれました。
そこで出逢った素晴らしいガーデンとキッチンでの様子を少しご紹介したいと思います。
子どもたちが野菜を育て、調理し、ともに食卓を囲むということが、家庭で食事をすることが難しくなった現在において非常に重要であるとAliceは言います。当時、多民族が共生する校内が争いが絶えませんでしたが、ガーデンとキッチンでの学びは多様性を認め合うことを学ぶにはふさわしい場所でした。はじまりから20年。今では、Edible Schoolyardの考えは全米をはじめ、ヨーロッパやアジアにまで広がり、生命の基本を学ぶプログラムとして子どもたちを導いています。
私がEdible Schoolyardに訪れた時も、木々と植物に囲まれた地があらゆる訪問者を迎え入れてくれました。ガーデンでは心が伸びやかになり、自然と解放されていく感覚になりました。
ガーデンの中には、子どもたちお手製の看板があります。「TRY ONE!」
ガーデン全体がグリーン!!地面にもグランドカバーの植物が生えています。
日本の畑は土色が目立ちますが、こちらでは植物の色が主張しています。
ガーデンの道具は子どもたちが元あるように整頓できるように色分けされています。
片付けなさいと怒る前に、片付けられるように構造化してあげることが大事です。
道具小屋の裏でニワトリが飼育
ニワトリを飼うことで卵の恩恵を受けたり、鶏糞を畑に返す
ニワトリはガーデンの草刈名人
生き物との付き合い方を学ぶ
水の生態系を学ぶ池
レンガと石のオーブン
収穫したてのものをここで調理することもある
体験から知識を学ぶことで、子どもたちには生きた知恵となる力が身についていきます。キッチンでは調理スキルを磨くだけでなく、このような生きた知恵と技を身に付け、そして何より異なる文化を認め合い、尊重し、共に生きていくことを学ぶ場となるのです。
キッチンの入口をはいるとすぐにある黒板
「COME TO YOUR SENSES」
本格的な調理道具が並ぶ棚
奥にはカトラリーや残り物の返却台
この日は、品種の違うトマトを味わい、調理し
その味を五感を働かせながら表現するというレッスン
20年前にAlice Watersが先陣をきって行われた「食べられる校庭」は子どもたちと地球とを繋ぎ、キッチンでの美味しいひと皿が子どもたちを一つのコミュニティーへと繋げていくのです。
「Delicious Revolution」美味しい革命はまさに、持続可能な価値観と生きる喜びを人々が取り戻すための幸せで、歓びに満ちた革命なのではないでしょうか。
日本でもいつかEdible Schoolyardのような場所が当たり前のように子どもたちの前に開かれている日が来ることを願い、小さな一歩を積み重ねていきたいと思います。
こんにちは。
返信削除えじそんの土橋です。
すっごい素敵で楽しそう!!
日本でもこういう場所が提供できるといいな~。とてもとても大事なことだと思いました。
教えてくれてありがとうございます。