この日は、「オレンジページ」さんが取材に来て下さいました。11月の特集で少しだけ取り上げて下さるそうなので、皆様もぜひ手にとってご覧下さい。
第4回目となるこの日のガーデンのテーマは
「まほうのスプレーをつくろう」
種から育てている教室の野菜が、あまり元気がなく、芽が伸び悩んでいました。
そこで、野菜に元気を与え、病原菌を少なくしながら、虫除けの効果もあるというまほうの液体を作ることにしました。その名は「えひめAI」。いま、注目を集めているこの液体は、本来は環境に無害な浄化微生物により家庭の浄化槽を清掃する目的に開発されたものです。
今回は、初めて参加する子も多かったので、一通りガーデンを散策しました。同じ野菜の仲間でも、葉っぱを食べるもの、実をたべるもの、花を食べてもいけるものなど色んな種類があることを散策しながら学んでいきます。
「えひめAI」の優れている点は、3つの菌の力を使うということろ。
3つの菌とは、納豆菌、酵母菌、乳酸菌の3つ。
それぞれの働きは次のとおり。
納豆菌:有機物を分解する
酵母菌:砂糖をえさにして栄養分を生成する
乳酸菌:雑菌をやっつけて病気になりにくくする
これらの見えない菌の働きにより、野菜は栄養を補給し、病気やカビの繁殖、虫からの防虫効果が期待できて、元気に育っていくサポートをしてくれます。
作り方を少しご紹介。材料は上の図のとおり。
納豆、ドライイースト、ヨーグルト、砂糖。
それからお風呂より少しぬるいくらいのお湯。
まず、粉物のドライイーストと砂糖を混ぜます。
そこにヨーグルトを足して、混ぜ合わせます。
次に、納豆にお湯をかけてぬるみをとりながら
納豆菌をお湯の中に入れていきます。
そのお湯をさきほどの材料に入れてシャッフルします。
全ての材料とお湯ができたら、24時間おいてお水を足して完成!
完成したものを希釈させて、野菜にかけます。
菌は教室中も元気に生きていて、教室終了時にはブクブク泡立ってました。
さて、みんなが作ったまほうのスプレーの効果はいかに!?
時間経過が楽しみですね!
続いてのキッチンのテーマは「触感と食感の違いを感じ、野菜の組み合わせを考えよう」
(イラスト by CHO-CHAN)
このレッスンでは、 同じ材料で全く違う触感の料理に仕上げ、食べ比べてみるというもの。今回選んだ食材は「ビーンズ:豆」です。
メニューは、豆がゴロゴロ入ったのビーンズサラダと、豆をペースト状にしたビーンズスープの二種類にしました。
サラダ班は、前回までのレッスンで鍛えた味覚で
ビーンズを和えるドレッシングの味を探りながら作っていきます。
スープ班は、トマトと玉ねぎと豆を炒めたあと
チキンスープを加え、材料をペースト状にしていきます。
盛りつけ班は、彩りを考え食欲がわくような
盛りつけで食べる準備を整えていきます。
みんなで分担すると仕事がはやい~
さぁ、美しくて美味しそうなサラダとスープの出来上がり!
最後に、野菜の組み合わせを考えながら食べるというテーマに沿って
作ったビーンズサラダも含め、好きな具材でピタサンドを作って食べました。
同じ食材が違うものへ変身する不思議さ。
野菜が種から色んな形に変身していくのと同じくらい
料理での変身も不思議に満ちています。
普段、気にしないような当たり前のことを少し手間をかけながらもう一度考えてみる。
そこにたくさんの不思議が詰まっていることが発見できたら
野菜を育てていく時間も、料理してみんなで食べる時間も
愛おしさに満ちた大切な時間に変わるのではないでしょうか。
さて、来週はいよいよ最終回。
今からドキドキ胸が高鳴ります!!お楽しみに…
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