BOSAI食=非常食+保存食+タネ。命をつなぎ、体と心を元気にする食事であるBOSAI食について、これまでの2日間で「学ぶ」「作る」体験をした子ども達。最終日のカフェでは、子ども達から他の人たちへ「共有する」という試みが始まります。
まずはじめに「学びを共有する」ためのツールとして、おススメバッジを作ります。このおススメバッジは、2日目のプログラムで子ども達一人一人が作ったオリジナルサンドの具材をシールで貼って作ります。具材をシールで貼って他の人に見えるようにすることで、子ども達が自分で作った美味しいサンドを、自信をもって他の人にもおススメできる仕掛けがしてあります。
おススメバッジで気合が入った後は、場所をカフェ会場のJICA関西へと移してOPENまでのシュミレーション。どんな工夫をすればお客さんに自分たちが伝えたいことがうまく伝わるのか。試行錯誤をしながら子ども達自らBESTな方法を探ります。
お客さん役で聞き手の気持ちにフォーカス
色んなお客さんを想定して非常事態対策も万全
情報を共有すること、限られた資源や物資を共有することが非常に大切になる災害時。プログラムに参加した子ども達には、そんな事態でも率先して共有できる人になってくれるんじゃないでしょうか。
さぁ、いよいよカフェのOPENです!!子ども達のたくさんの想いをお客さん達と共有するBOSAIカフェのはじまり、はじまり。
実は、カフェ本番のこの日
子ども達が大興奮するスペシャルゲストが登場します!!
そのスペシャルゲストとは…
相武さんを通して皆さんもカフェ疑似体験をしてみて下さい。
こどもBOSAIカフェは、「学び場」「作り場」「共有する場」の3つの場所に分かれています。それぞれの場所を見ていきましょう。
「学び場」ではBOSAI食の説明を受け、災害時に命をつなぎ、体も心も元気にする食事の大切さを子どもを通して学びます。その後、カフェで食べるBOSAI食のオープンサンドの具材をお客さん自身に選んでもらい、メニューシートに記入してもらいます。
「作り場」では、学び場で作ったメニューシートに基づき、オリジナルサンドを作ります。順番にバイキング形式で具材を選び、お皿の上でオープンサンドを完成させます。オープンサンド以外のカフェメニュー(スープ、デザート、おにぎり)も受け取ります。
最後の「共有する場」では、BOSAI食でできたメニューを食べながら、笑顔に満ちた美味しい時間をお友達や家族とともに共有してもらいます。
子ども達が一生懸命伝えた想い、相武さんもきっと受け取って下さったはず。
ご来店どうもありがとうございました!!
スペシャルゲストのご来店に心臓はドキドキ高なったであろう子ども達も、興奮冷めやらぬまま続々と続くお客さまへのおもてなしに余念がありません。その顔つきは時間を追うごとに自信に満ちて、真剣な眼差しの奥には心から楽しむ輝きが見られました。
国際色豊かな一幕も…
具材を選び、メニューシートを作成中
大人も子どもも楽しめるバイキング形式
食材を通じてお客さんとの交流
震災体験者の秦さんからもBOSAI食にお墨付き頂きました
カワイイ歩く看板も縁の下の力持ち
自分たちが学び、自分たちで作ったBOSAI食をメニューにしたこどもBOSAIカフェ。プログラムを通して育ってきた「BOSAI食を伝えたい」という想い。その想いが、カフェという場において他の人へと伝わり、来て下さった方々と想いを共有することができたと思います。会場に足を運んで下さった皆さま、本当にありがとうございました!
BOSAI食=非常食+保存食+タネ
それは、命をつなぎ、体と心を元気にする食事。
会場内にいっぱいに溢れた笑顔を見て、このBOSAI食が震災後の未来を切り拓く一つのきっかけになると確信しました。そして、保存食を作り、タネをまいて野菜を育て、日々の美味しい食卓を笑顔の時間にすることこそ、BOSAIへのはじめの一歩になると思っています。子ども達の中に育った食からBOSAIを考える心が、これからも様々な形で広がり、困難な時に明るい未来を切り拓く糧になることを願っています。
※3日間のこどもBOSAIカフェプログラムの様子は、3月19日 14:00〜 NHKシンサイミライ学校の番組で放映される予定です。そちらも是非ご覧下さい。
今回のプログラムを実施するにあたり、お力を貸して頂いた皆さまにこの場をお借りしてお礼申し上げます。NPOコトハナ、シンサイミライ学校、人と防災未来センター、JICA関西、神戸市立なぎさ小学校、参加した子ども達、保護者の皆さま、素敵な時間をありがとうございました。
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