2014年10月4日土曜日

2014年度 第1回 北加賀屋みんなのうえん

2014年度の種から育てる子ども料理教室が始まりました。今年度もおおさか創造千島財団の助成を受け北加賀屋みんなのうえんさんのご協力のもと、全3回の教室開催となります。

9月23日の秋分の日、北加賀屋みんなのうえんで開催した教室のテーマは「マメとタネ」。ガーデンで学びは、いつも食べ物として食べている豆が、実はマメを育てるタネでもあるという当たり前だけど不思議な話。

また、豆と一言で言っても世界中の豆を集めると18,000種もの数になります。そのうち食用としているのは約70種程度だそうです(農林水産省/特集1 いろんな豆より引用)。今回用意したのはほんの20種。よく馴染みのある大豆や小豆から、栽培機会がなくなってきている在来種まで多種多様。形も色も大きさも全くちがうものが一堂に並ぶと、自然の多様性の豊かさを感じますね。子ども達もマメを手にとって小さな一粒がタネであることに驚いている様子でした。

みんなのうえんのガーデンで実っていたゴーヤにも、赤いゼリーに覆われたタネがぎっしり詰まっていました。この赤いゼリーの部分は甘く、動物に食べてもらってタネを運んでもらえるというゴーヤの子孫繁栄の戦略がゴーヤの思惑としてあるのです。生存をかけた植物のしくみを知ると、実をつけていく野菜に愛着がわくかもしれませんね。







マメとタネについて学んだ子ども達が次に挑むのは「豆料理」
キッチンでは、たくさんの豆を使ってビーンズサラダとビーンズスープを作りました。

ビーンズスープはチキンで出汁をとったチキンスープがベース。
出汁をとった後のチキンはピタサンドの具材に使います。

堀田シェフからスープに加える玉ねぎの炒め方など
スープになるまでのプロセスを学びます。

サラダチームは、彩りあるビーンズサラダをめざし
それぞれの材料を準備して行きます。


ドレッシングの味を納得いくまで突き詰める子どもの姿に大人顔負け!

みんなで役割を分担して、美しいビーンズサラダと絶品ビーンズスープの完成です。

それぞれの豆が一粒一粒違うように、人も一人一人違います。
たくさんの豆の違いに触れながら、人と違っているからこそ
みんなで足りない部分を補い合いながら、それぞれの役割を発揮し
豊かに生きられることを感じてもらえたらいいなと思います。


次回のタネこど開催予定は下記の通りです。
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2014年10月19日:みんなのうえん祭
2014年12月23日:クリスマスパーティー
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ぜひ一緒にタネこどで楽しい学びの時間を過ごしましょう!!


2014年6月24日火曜日

初めての釣りと魚料理教室

2014年夏、鳴尾浜の魚料理教室で釣った魚をいただく体験をしてみませんか?

生きていた魚を自分でさばいていただく経験は、自分の命がたくさんの命あるものに支えられて輝いていることに気づかせてくれる大きなきっかけになるでしょう。


2014年1月19日日曜日

最終回 北加賀屋みんなのうえん

2013年12月25日、北加賀屋みんなのうえんにもクリスマスがやってきました。種から育てる子ども料理教室最後となる今回は、北加賀屋にこどもサンタが幸せを降り注ぐ、そんな時間のお手伝いです。

 
 
子どもたちと食べられる巨大なクリスマスツリーを作ることにしました!
しかも、とびきり色鮮やかでゴージャスなツリーです!!!
 
 
 
クリスマスツリーといえば、キラキラ輝くオーナメントですが
食べられるクリスマスツリーではそれをラップ&ロールで作ります。
種から育てる子ども料理教室の第4回でも行ったお料理です。
 
 
好きな野菜を組み合わせて、寿司ロールとして巻いて、生春巻きとして巻いて、巻きまくります。
 
切った時の断面を想像しながら、段々と手つきもうまくなってくる子どもたち。
すっかりこの作業の虜になってしまったようです。
 
 
みんなに美味しいクリスマスツリーをプレゼントできるように大量につくります。
それぞれにたっぷりの野菜を入れて巻き込み、最後にカットします。
すると、色鮮やかな野菜の断面がまるで模様のようになって、輝く光を放ちます。
 
オーナメントの用意ができたら、ツリー本体と上に燦々と輝くパインの星を飾っていきます。
 

 

 
鉢の部分は、チキンとソーセージの盛りつけでレンガのような雰囲気を出します。
さぁ、最後に先程作った野菜のオーナメントを飾っていきます。

 
 食べられるクリスマスツリーの完成!!
 
今回、共同で行ったみんなで記念撮影。
北加賀屋みんなのうえんで、幸せなクリスマスパーティーの時間の幕開けです。

 

 
おとなサンタからは、子どもたちへのクリスマスプレゼントとして、野菜の自然な色を使うだけでこれほどまでに美しいツリーができるという感動を子どもたちに届けたつもりです。
ちゃんと受け取ってくれたかな??
 
 
夏から続いた種から育てる子ども料理教室も、このクリスマスパーティーをもって一旦幕を閉じます。種から野菜を育て、自分たちで調理して、みんなで食べることを通して、命の循環を感じるプログラムでした。直接言葉で伝えることは敢えてせず、子どもたちが体感する事柄から、自身の感覚のアンテナを通してそれぞれに受け取るモノを大切にしてもらえたらと思っています。
 
人生を豊かに生きることを学ぶことが少し遠くなってしまった時代に生きながら、未来を作っていく子どもたちがそのヒントを得る時間を、この教室で少しでも感じてもらえたなら幸いです。私たちが蒔いた種は、きっと子どもたちの心の中で大きく芽生え豊かな実りになると信じています。
 
最後に、この活動を支えてくださった全ての方々へこの場をお借りしてお礼申し上げます。
ご参加くださった皆さまも、どうもありがとうございました。
またお会いする日まで、それぞれの食卓で美味しい時間をお過ごしください!!

2013年12月12日木曜日

北加賀屋最終回 クリスマスパーティーのお知らせ

北加賀屋もすっかり冬一色に染まる12月
今年の種から育てる子ども料理教室も、残すは最終回のみとなりました。

その最終回を飾る、2013年12月25日(水)
北加賀屋の街でクリスマスパーティーが開催されます。
その名も「こどもサンタがまちのみんなとひらくKitakagaya  Christmas Party!!」

 
 
子どもたちがサンタに扮して、北加賀屋にクリスマスの幸せな時間をお届けします。
プレゼント、クッキング、デコレーションの3チームに分かれて、それぞれが力を合わせてオリジナリティあふれるパーティーを開きます。

 
 
種から育てる子ども料理教室では、最終回を彩る料理として食べ物でできたクリスマスツリーを作って楽しい時間のおもてなしをします。クリスマスのイルミネーションがきらめく北加賀屋で、美味しいものを作って、食べて、幸せな時間を是非ご一緒いたしましょう!


イベント概要は以下のとおりです。
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[日時]:2013年12月25日(水) 13:00-18:00

[場所]:北加賀屋みんなのうえん 第2農園

[集合場所]:と・らいずいーと

[参加費]:2,000円

[持ち物]:昼食
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お申し込み・お問い合わせは下記のいずれかでお願いいたします。
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NPO法人 み・らいず みらキッズ(担当:武井)

[住所]:大阪市住之江区南加賀屋4-4-19

[TEL]:06-6683-5533

[FAX]:06-6683-5532

[メールアドレス]:mirakids@me-rise.com
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2013年12月11日水曜日

第6回 北加賀屋みんなのうえん

12月8日は、北加賀屋みんなのうえんでの6回目のレッスンでした。
芳しい香りに包まれたこの日のテーマは「スパイス」

スパイスって香りだけでなく、色や形も様々で大人の私たちでさえその組み合わせを考えながらカレーを調合すると聞くと、魅惑的な誘惑ノックアウトされてしまいます。
そんなカレースパイスの調合を子どもたちと一緒に行いました。タネこどの子どもたちは妙に大人びた内容を難なくこなすスーパーキッズです。

 
まずは、スパイスがパウダーとホールに分かれることを学び、パウダースパイスの組み合わせから、香り高いドレッシング作りに挑戦しました。苦味成分と辛味成分であるスパイスが、塩や砂糖、オイルと混ざり合うことで絶妙な味わい深いドレッシングに変わる面白さを体感してもらいます。何種類もある香りを一つ一つ丁寧に嗅ぎ分けていくと、なんとなくそれぞれの特徴がわかってくるような感覚がつかめます。嗅ぎすぎると鼻は麻痺しますが・・・


 
 
 
 
ドレッシングが出来上がると、お次はカレーには欠かせない「ガラムマサラ」を作っていきます。ガラムマサラとは、日本のお味噌のそうなものです。カレーを頻繁に食べるインドでは、各家庭でカレー用にホールスパイスを調合し、ミックススパイスを作ります。家族の体調や好みに合わせて、お母さんが調合していくのが一般的なようです。カレーを作るというのを、ホールスパイスをミックスして、挽いていくところからスタートさせると出来上がるまでの楽しみにがさらに広がりますね。

 

 
選んだスパイスによって、全く違う様相
 
今回は、三種類のミルを使って、すりつぶして、挽いてというその行為自体も楽しんでもらいました。電動ミルはとても楽にスパイスを細かくしてくれますが、時間がかかったり、乳鉢では細くするには適していないですが潰すには最適だったりします。ベストなミルは、コーヒーミルで適当な大きさに万篇なくひけるのでオススメです。
 

 
 思った以上に挽くのには力がいるんですね。
スパイスってそれほどまでに硬いもの!


ガラムマサラが出来上がったら、いつものようにガーデンへサラダ用の葉っぱを収穫に出かけます。 少ししかないように感じるガーデンの葉っぱも、みんなで食べるには十分な収穫ができるほどに育っています。彩サラダをつくって先ほどのドレッシングをかけて食べると格別の味!?

 

 
 
チキンとトマトを炒めて、自分たちで作ったオリジナルのガラムマサラを入れたカレーが出来上がっていきます。カレーはルーでなく、一から作れることを知ったことで、子どもたちのカレーとの新たな関係が築けたレッスンだったように思います。
 


 

 
スパイシーな香りに包まれながらの「いただきまーす」