9月23日の秋分の日、北加賀屋みんなのうえんで開催した教室のテーマは「マメとタネ」。ガーデンで学びは、いつも食べ物として食べている豆が、実はマメを育てるタネでもあるという当たり前だけど不思議な話。
また、豆と一言で言っても世界中の豆を集めると18,000種もの数になります。そのうち食用としているのは約70種程度だそうです(農林水産省/特集1 いろんな豆より引用)。今回用意したのはほんの20種。よく馴染みのある大豆や小豆から、栽培機会がなくなってきている在来種まで多種多様。形も色も大きさも全くちがうものが一堂に並ぶと、自然の多様性の豊かさを感じますね。子ども達もマメを手にとって小さな一粒がタネであることに驚いている様子でした。
みんなのうえんのガーデンで実っていたゴーヤにも、赤いゼリーに覆われたタネがぎっしり詰まっていました。この赤いゼリーの部分は甘く、動物に食べてもらってタネを運んでもらえるというゴーヤの子孫繁栄の戦略がゴーヤの思惑としてあるのです。生存をかけた植物のしくみを知ると、実をつけていく野菜に愛着がわくかもしれませんね。
マメとタネについて学んだ子ども達が次に挑むのは「豆料理」
キッチンでは、たくさんの豆を使ってビーンズサラダとビーンズスープを作りました。
ビーンズスープはチキンで出汁をとったチキンスープがベース。
出汁をとった後のチキンはピタサンドの具材に使います。
堀田シェフからスープに加える玉ねぎの炒め方など
スープになるまでのプロセスを学びます。
サラダチームは、彩りあるビーンズサラダをめざし
それぞれの材料を準備して行きます。
ドレッシングの味を納得いくまで突き詰める子どもの姿に大人顔負け!
みんなで役割を分担して、美しいビーンズサラダと絶品ビーンズスープの完成です。
それぞれの豆が一粒一粒違うように、人も一人一人違います。
たくさんの豆の違いに触れながら、人と違っているからこそ
みんなで足りない部分を補い合いながら、それぞれの役割を発揮し
豊かに生きられることを感じてもらえたらいいなと思います。
次回のタネこど開催予定は下記の通りです。
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2014年10月19日:みんなのうえん祭
2014年12月23日:クリスマスパーティー
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ぜひ一緒にタネこどで楽しい学びの時間を過ごしましょう!!