2013年12月11日水曜日

第5回 北加賀屋みんなのうえん

11月24日は、北加賀屋みんなのうえんでの第5回レッスンでした。
 
この日は、教室が始まる前からザワザワとした空気に包まれていた農園。
それもそのはず!
なんと、堀田シェフが朝釣りのスズキを二匹持ってきてくれていたのです。

まだ息づいていた二匹のスズキは、「スズコ」と「スズミ」と命名され、美味しい料理へと変身させることになりました。堀田シェフが慣れた手つきで三枚におろしていきます。魚が苦手な子どもたちも恐る恐るスズキに触り、ウロコをはぐ作業をお手伝いしてくれました。

 


 
堀田シェフがスズキから美味しいスープを作ってくれている間、子どもたちはガーデンとキッチンの準備を進めます。
今回のガーデンは、「まほうのスプレー」作り。納豆菌とイースト菌と乳酸菌の3つの菌を混ぜて、金の働きにより野菜の防虫効果と栄養補給ができるパワフルなスプレーを作りました。

 
 
 
 
 
このあとスプレー内はシュワシュワとガスと栄養を出しながら、菌が発酵していきます。1週間ほど寝かしたあと、ガーデンの土にまくといい栄養補給に役立ってくれます。そのほか、排水口やお風呂などに噴射しておくと嫌な臭いや滑りをとってくれるという効果もある優れものです。
 
 
さて、まほうのスプレーを作ったあとはキッチンの準備です。
キッチンのメニューは、「野菜の組み合わせを考えたパスタ」
色とりどりの野菜ときのこを組み合わせながら、食感や風味を想像して選んでいきます。パスタもそれぞれ3種類。ソースをオイルベースにするか、トマトベースにするか、そのバランスもイメージしながら決めていきます。こうした時間をじっくりもつと、料理がいかに創造性の高い活動なのかが実感できます。

 

 
 
 
 
 
 
 
組み合わせがそれぞれに決まったら、恒例のガーデンサラダの葉っぱを摘みます。タネだんごもこの通り、びっしり芽を出した状態で少し大きくなっていました。

 


 
子どもたちのキッチンの準備が整いました!いよいよ、堀田シェフの指導のもと、パスタ作りに取り掛かります。パスタには丁寧にスズキから取られたスープが使われした。骨の髄まで無駄にせずにいただく、これはスズキにとって最高の供養かもしれませんね。

 
 
 
 

 
 
 
生きていたスズキを捌いて、料理へと変身させ、自分のお腹の中に収めるという行為を体験し、ゴハンを食べるということが「命をいただく」ということであることを実感した子どもたちでした。この日のパスタは、忘れられない美味しい思い出として子どもたちの心に刻まれることでしょう。


 

 

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