2013年12月12日木曜日

北加賀屋最終回 クリスマスパーティーのお知らせ

北加賀屋もすっかり冬一色に染まる12月
今年の種から育てる子ども料理教室も、残すは最終回のみとなりました。

その最終回を飾る、2013年12月25日(水)
北加賀屋の街でクリスマスパーティーが開催されます。
その名も「こどもサンタがまちのみんなとひらくKitakagaya  Christmas Party!!」

 
 
子どもたちがサンタに扮して、北加賀屋にクリスマスの幸せな時間をお届けします。
プレゼント、クッキング、デコレーションの3チームに分かれて、それぞれが力を合わせてオリジナリティあふれるパーティーを開きます。

 
 
種から育てる子ども料理教室では、最終回を彩る料理として食べ物でできたクリスマスツリーを作って楽しい時間のおもてなしをします。クリスマスのイルミネーションがきらめく北加賀屋で、美味しいものを作って、食べて、幸せな時間を是非ご一緒いたしましょう!


イベント概要は以下のとおりです。
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[日時]:2013年12月25日(水) 13:00-18:00

[場所]:北加賀屋みんなのうえん 第2農園

[集合場所]:と・らいずいーと

[参加費]:2,000円

[持ち物]:昼食
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お申し込み・お問い合わせは下記のいずれかでお願いいたします。
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NPO法人 み・らいず みらキッズ(担当:武井)

[住所]:大阪市住之江区南加賀屋4-4-19

[TEL]:06-6683-5533

[FAX]:06-6683-5532

[メールアドレス]:mirakids@me-rise.com
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2013年12月11日水曜日

第6回 北加賀屋みんなのうえん

12月8日は、北加賀屋みんなのうえんでの6回目のレッスンでした。
芳しい香りに包まれたこの日のテーマは「スパイス」

スパイスって香りだけでなく、色や形も様々で大人の私たちでさえその組み合わせを考えながらカレーを調合すると聞くと、魅惑的な誘惑ノックアウトされてしまいます。
そんなカレースパイスの調合を子どもたちと一緒に行いました。タネこどの子どもたちは妙に大人びた内容を難なくこなすスーパーキッズです。

 
まずは、スパイスがパウダーとホールに分かれることを学び、パウダースパイスの組み合わせから、香り高いドレッシング作りに挑戦しました。苦味成分と辛味成分であるスパイスが、塩や砂糖、オイルと混ざり合うことで絶妙な味わい深いドレッシングに変わる面白さを体感してもらいます。何種類もある香りを一つ一つ丁寧に嗅ぎ分けていくと、なんとなくそれぞれの特徴がわかってくるような感覚がつかめます。嗅ぎすぎると鼻は麻痺しますが・・・


 
 
 
 
ドレッシングが出来上がると、お次はカレーには欠かせない「ガラムマサラ」を作っていきます。ガラムマサラとは、日本のお味噌のそうなものです。カレーを頻繁に食べるインドでは、各家庭でカレー用にホールスパイスを調合し、ミックススパイスを作ります。家族の体調や好みに合わせて、お母さんが調合していくのが一般的なようです。カレーを作るというのを、ホールスパイスをミックスして、挽いていくところからスタートさせると出来上がるまでの楽しみにがさらに広がりますね。

 

 
選んだスパイスによって、全く違う様相
 
今回は、三種類のミルを使って、すりつぶして、挽いてというその行為自体も楽しんでもらいました。電動ミルはとても楽にスパイスを細かくしてくれますが、時間がかかったり、乳鉢では細くするには適していないですが潰すには最適だったりします。ベストなミルは、コーヒーミルで適当な大きさに万篇なくひけるのでオススメです。
 

 
 思った以上に挽くのには力がいるんですね。
スパイスってそれほどまでに硬いもの!


ガラムマサラが出来上がったら、いつものようにガーデンへサラダ用の葉っぱを収穫に出かけます。 少ししかないように感じるガーデンの葉っぱも、みんなで食べるには十分な収穫ができるほどに育っています。彩サラダをつくって先ほどのドレッシングをかけて食べると格別の味!?

 

 
 
チキンとトマトを炒めて、自分たちで作ったオリジナルのガラムマサラを入れたカレーが出来上がっていきます。カレーはルーでなく、一から作れることを知ったことで、子どもたちのカレーとの新たな関係が築けたレッスンだったように思います。
 


 

 
スパイシーな香りに包まれながらの「いただきまーす」

第5回 北加賀屋みんなのうえん

11月24日は、北加賀屋みんなのうえんでの第5回レッスンでした。
 
この日は、教室が始まる前からザワザワとした空気に包まれていた農園。
それもそのはず!
なんと、堀田シェフが朝釣りのスズキを二匹持ってきてくれていたのです。

まだ息づいていた二匹のスズキは、「スズコ」と「スズミ」と命名され、美味しい料理へと変身させることになりました。堀田シェフが慣れた手つきで三枚におろしていきます。魚が苦手な子どもたちも恐る恐るスズキに触り、ウロコをはぐ作業をお手伝いしてくれました。

 


 
堀田シェフがスズキから美味しいスープを作ってくれている間、子どもたちはガーデンとキッチンの準備を進めます。
今回のガーデンは、「まほうのスプレー」作り。納豆菌とイースト菌と乳酸菌の3つの菌を混ぜて、金の働きにより野菜の防虫効果と栄養補給ができるパワフルなスプレーを作りました。

 
 
 
 
 
このあとスプレー内はシュワシュワとガスと栄養を出しながら、菌が発酵していきます。1週間ほど寝かしたあと、ガーデンの土にまくといい栄養補給に役立ってくれます。そのほか、排水口やお風呂などに噴射しておくと嫌な臭いや滑りをとってくれるという効果もある優れものです。
 
 
さて、まほうのスプレーを作ったあとはキッチンの準備です。
キッチンのメニューは、「野菜の組み合わせを考えたパスタ」
色とりどりの野菜ときのこを組み合わせながら、食感や風味を想像して選んでいきます。パスタもそれぞれ3種類。ソースをオイルベースにするか、トマトベースにするか、そのバランスもイメージしながら決めていきます。こうした時間をじっくりもつと、料理がいかに創造性の高い活動なのかが実感できます。

 

 
 
 
 
 
 
 
組み合わせがそれぞれに決まったら、恒例のガーデンサラダの葉っぱを摘みます。タネだんごもこの通り、びっしり芽を出した状態で少し大きくなっていました。

 


 
子どもたちのキッチンの準備が整いました!いよいよ、堀田シェフの指導のもと、パスタ作りに取り掛かります。パスタには丁寧にスズキから取られたスープが使われした。骨の髄まで無駄にせずにいただく、これはスズキにとって最高の供養かもしれませんね。

 
 
 
 

 
 
 
生きていたスズキを捌いて、料理へと変身させ、自分のお腹の中に収めるという行為を体験し、ゴハンを食べるということが「命をいただく」ということであることを実感した子どもたちでした。この日のパスタは、忘れられない美味しい思い出として子どもたちの心に刻まれることでしょう。